機能性ディスペプシアとは?
胃の痛み、胃もたれ、吐き気、胸やけなどの辛い症状が続いているにも関わらず、病院で検査を行っても異常所見が認められない場合、機能性ディスペプシアと診断されることがあります。
機能性ディスペプシアの原因
当院での機能性ディスペプシアで悩まれていらっしゃる方の原因を分析していきますと、下記の要因があげられます。
ストレス
長期的にストレスを受ける環境が原因と考えられます。家庭環境、学校、職場環境、育児などの人間関係によるストレスやノルマなどによるプレッシャーを受けている事が多いです。
自律神経のバランスが崩れる
ストレスを受け続ける事で内臓を支配している自律神経のバランスが崩れ、「肝うつ」という状態になる。更に「肝うつ」の状態が続くと「脾虚」という状態になる。
「脾」の働きは食べ物を消化・吸収する働きがあります。この働きが衰える事で胃腸症状が慢性的に続くと考えられます。
身体の重心バランスの崩れ
当院の機能性ディスペプシアで来院される方の多くは20~30代の男女です。
幼い時からの生活習慣やクセから体のバランスの崩れが大きく、内臓が下垂している事も特徴的です。
鍼灸で改善できるのか?
下記の方法で機能性ディスペプシアを改善していきます。
※鍼灸だけでは改善に時間が掛かる場合があります。
- 経絡を使い、「肝」「脾」などを整える。
- 骨格の調整を行い、自律神経のバランスを整える。
- 内臓の位置を整える整体を行う。
- その方に合ったセルフケアを行って頂きます。
- 生活習慣とクセの改善
鍼灸施術以外で気を付けないといけない点は?
ストレスに感じることをできるだけ減らす
ストレスを受けにくい環境を作ることが出来れば良いのですが、それが難しいと悩まれていらっしゃる方は下記の方法をお勧めします。
全てやらなくても良いです。出来る事からで大丈夫です。
- 好きな事をする。
- 湯船にお好みの入浴剤などを入れてゆっくり浸かる。
- 散歩をする。
- 休息する。
- 仕事とプライベートのスイッチを切り替える(これが出来ない方が多いです)
- やりたいことを紙に書き出してみる。
やってはいけない事
※下記の事を施術中に行っている方は改善が見られないケースが多いです。
- 愚痴を言い、発散する。一時的にはスッキリしますが、逆効果です。
- マイナスの言葉を口に出す。
内臓下垂を改善するセルフケア
内臓下垂を改善するセルフケアを行う事も重要です。
機能性ディスペプシアで悩まれる方の共通点は内臓下垂です。
内臓下垂を改善するセルフケアを日常で取り入れて頂く事で、機能性ディスペプシアの症状改善が速まります。また、再発防止にも繋がります。
生活習慣とクセの見直し
生活習慣とクセの見直しも必要です。機能性ディスペプシアの原因の一つに体の歪みも関係しています。
体が歪むことで自律神経が乱れ、機能性ディスペプシアの症状を引き起こすことも要因としてあります。
体の歪みの多くは日常の習慣とクセが関係しています。お客様それぞれの改善点をお伝えさせていただきます。