股関節の痛みとトリガーポイント

【日常生活で感じる症状例】

・靴下が履きにくい

・正座が出来ない

・和式トイレでしゃがめない

・足の爪が切りにくい

・長時間立つ事が辛い

・階段の乗り降りで手すりが必要

・股関節が痛くて足が上がらない

 

【病院での検査、診断】

画像検査で『骨の状態と関節の状態』を調べます。関節の広さや骨棘が出ていないかなど。

それにより、診断名が付きます。

 

【年々増え続ける股関節の手術】

1970年代に人工関節置換術が日本に導入されてから、手術件数は年々増えていて、現在では年間で約7万件とも言われています。

また、厚生労働省の公開データによれば、手術を受けられる患者さんの平均年齢は68歳だそうです。

 

【手術のリスクと後遺症】

調べたところ、手術の内容により異なりますが代表的なものを上げさせていただきます。

・緩み、摩耗、細菌感染、脱臼、脚長差、反対側の痛み、術後に痛みやシビレが増悪、足が曲がらない、靴下が履けない、杖が外せないなど。

野中鍼灸院では、上記の後遺症以外で患者様からの悩みとしてお聞きするのが、『冷え』『むくみ』です。

人工の物を人体に入れるわけですから、そこには血が通っていませんから冷えを感じることは当然の事ですよね。

 

【本当の股関節の痛みの原因は】

病院では主に画像検査を行い、骨や関節の構造に痛みの原因があるとしますが、股関節にはたくさんの筋肉がついており、そこにトリガーポイントができて痛みの原因になっていることが多いです。トリガーポイントとは、簡単に説明すると筋肉内に出来るシコリのようなもので、痛みやシビレ、違和感など様々な症状を引き起こします。

 

【野中鍼灸院での股関節痛の施術例】

70代 女性

【自覚症状】

・股関節の前面が痛い

・杖を使用しないと歩けない。3歩で痛みが出る。

・キリで切られた様な鋭い痛み

・靴下を履くと痛い

・階段の上り下りが辛い

【病院での検査、診断】

MRI、CT、レントゲン

脊柱管狭窄症が原因で股関節に痛みが出ていると言われた。

また、股関節の幅が左右で1ミリ違うために痛みが出ていると言われたそうです。

担当医からは初期の股関節痛だが、手術を勧められたそうです。

担当医からは手術する気が満々という雰囲気が伝わって来たそうです。

手術は絶対にしたくないという本人の強い意志がありました。

 

【野中鍼灸院での検査、施術】

触察、姿勢の確認、可動域確認、エコーでの筋肉内の観察

殿部に痛みの引き金となるトリーがポイントに鍼施術を行いました。

また、痛みのため偏った歩行になり、股関節前面の痛む箇所が癒着があったので、手技で癒着を剥がし、血流を良くする施術を行った。

施術後の経過

1回目 トイレにしゃがんで脚が開きやすくなった

2回目 良くなって歩きすぎたせいか?痛くなった

3回目 以前より痛みは軽減した

4回目 歩くのが楽になり、鋭い痛みが無くなった

5回目 痛みはかなり軽減し、プールに行っても痛まなくなった

8回目 痛みがかなり軽減し、杖を使用せずに歩行が可能になった

現在はメンテナンスで月に1度のペースで来て頂いています。特に日常生活に支障がないレベルまでに改善しています。

 

私は手術を否定するつもりはありません。手術が必要な場合があるからです。ただ、本当にその手術は必要なのか?と疑問を持ってしまう事もあります。体にメスや人工物を入れるとその後の負担になる場合があります。手術を決断する前に、出来ることがある筈という思いで日々施術にあたっています。

野中