坐骨神経痛
原因は腰にあるのでしょうか?
殿部~下肢にかけて痛みやシビレが出ることが一般的には坐骨神経痛の症状と言われています。
病院では脊柱菅狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症と診断される事が多く、
痛みやシビレの原因は腰にあると言われる事が多いようです。
治療は痛み止めや湿布を処方されたり、ブロック注射をされたりが多いようです。
坐骨神経が走行していない場所なのに坐骨神経痛と診断されることもあるみたいです。
本当に痛みの原因が腰なのか?
手術をして成功したのに何故症状が良くならないのか?
最近、お見えになった患者様の例をご紹介させていただきます。
【主訴】殿部後面から左右の下肢後面(足底まで)にかけての痛みとシビレ
①日常生活困難
・5分も立っていられない。その為、ほとんどの動作が制限される。
・10分以上座っていられない。
・仰向けで寝れない
②病院での診断
・脊柱菅狭窄症
③病院での治療法など
・ブロック注射
・痛み止めを処方
・湿布
野中鍼灸院での施術内容
①姿勢の立て直し
②原因と思われる箇所の癒着剥がし(ファシアへのアプローチ)
③トリガーポイントへのアプローチ
【3回施術後の経過】
①長時間座っていることが楽になり、会議に出席できた
②10分以上立っている事ができるようになった
【まとめ】
腰が原因ではないと分かりましたので、腰への施術はしていません。
こちらの患者様の場合は腰の施術は行っていないのに、症状が良くなるということは脊柱菅狭窄症は症状とは関係ないという事ですよね。
もちろん脊柱菅狭窄症が原因で症状が出る方もいらっしゃいます。
日常生活の習慣から何が原因かという事を見付けられるかが重要ですね(^^)
また、何故脊柱管が狭窄してしまうのか?などもその患者様の生活習慣を見直さないと益々狭窄されますので
ご自宅でのセルフケアも大切になってきます。
解りやすい例で歯医者さんをあげますと、虫歯の治療や歯磨きの指導、定期検診は歯医者さんが行いますが、虫歯にならないためには日常の歯磨きなどが重要となってきます。
野中鍼灸院では、症状を再発させない為の日常でのセルフケアもアドバイスさせていただいております。